小樽市公設青果地方卸売市場(有幌1)1階卸売場で、6月11日(金)7:30過ぎ、共和町産のらいでんすいかの初セリが行われ、ご祝儀価格20万円(2玉入り)で競り落とされた。
らいでんすいかは、瑞々しさとシャリ感が自慢で、糖度12度の甘さ。待ちに待ったすいかに、仲買人・買受人・市場関係者が集まり、生産農家3戸から収穫した3L〜Lサイズ50玉が競りにかけられた。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、生産者を除くきょうわ農業協同組合営農販売部青果課・小林敦也課長と同組合役員ら数名が出席。恒例の試食や挨拶も中止となった。
今年度は、生産者数55戸・作付面積77.7ha。全道2位の作付面積の規模を誇り、ハウス・トンネル・露地の3つの方法で栽培。ハウス栽培は6月初旬に収穫が始まり7月上旬がピークで20日頃まで。トンネル栽培は7月25日頃がピークで、露地ものは7月下旬から出始め8月上旬がピーク。収穫終わりの6月に再び植えたすいかは、9月末まで収穫できる。約50万玉・6億500万円の販売を目標としている。
小林課長は、「5月のGWあたりに天候が悪かったが、その後回復し例年通りの収穫となった。思ったよりも良い状態で、シャリ感が強く例年よりも美味しい。これから気温も高くなり水分補給にらいでんすいかを食べていただきたい」と太鼓判を押した。
昨年同様、仲卸人の株式会社大果大共青果が、特秀3L(2玉入り)1ケースを最高値20万円で競り落とし、有限会社いちふじ柴田商店(花園1)が仕入れた。同店が運営する長崎屋小樽店(稲穂2)1階のフルーツパパでは、ご祝儀価格のすいかを、本日から13日(日)まで展示する予定。
ご祝儀価格と本日初せりのすいかは、コロナ禍で頑張っている市内医療機関へ寄贈する。
同店・寺尾芳則総括部長は、「がんばっている方たちへ、初物を食べていただき、疲れを癒してもらいたい」と労をねぎらった。
本日のらいでんすいかは、特秀3L1箱、秀3L5箱、2L15箱、L4箱、共に1箱2玉入りで、合計25箱・50玉が競りにかけられ、36万9千円だった。
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