小樽市総合博物館・運河館(色内2)に、木造校舎の時代の最後の小中学校の航空写真が展示されている。懐かしい木造校舎とともに戦後の小樽の風景を見ることが出来る。
同館の展示ケースを1台だけ使用した小さな企画展。10月6日(水)から12月28日(火)まで、一昨年発見された1970(昭和45)年撮影の市内の小中学校の航空写真アルバムを紹介する「空から見た学び舎」を開催している。
市内では、昭和30年代前半に小中学校の児童・生徒数はピークを迎え、それに対応するため、戦前の校舎の改修とともに多くの木造校舎が建てられた。その後、昭和50年代にかけて、コンクリート造の校舎に次々に建て替えられた。
今回の展示では、戦後の木造校舎の様子を撮影した学校航空写真を紹介する。昭和45年当時の朝里小学校周辺、大きなビルやマンションが少ない戦前の面影残る入船・奥沢小周辺、北手宮小、西陵中、豊倉小などをパネルで飾り、航空写真アルバムも並べる。校舎写真のグラウンドには、生徒たちが並んで、人文字で西暦と学校名を記している。
同館では、「木造校舎で学校生活を送られた多くの市民にご覧頂きたい」としている。
「空から見た学び舎」は、10月6日(水)から12月28日(火)09:30~17:00まで。小樽市総合博物館運河館。一般300円、中学生以下無料。