ソプラティコがウェルビーを買収 10月から新体制で運営


wellbe1.jpg フィットネスクラブ経営の株式会社ソプラティコ(潮見台1・大場隆志代表取締役)が、花園グリーンロード沿いにある板谷スポーツクラブ・ウェルビー(花園4)を10月1日付で買収し、会費をこれまでよりも低価格なものにするなど新体制で運営することが分かった。
 板谷スポーツクラブ・ウェルビーは、板谷商船株式会社(東京)が、1989(平成元)年に開設。高額な会費が利用者ニーズに合わず、赤字経営が続いていた。運営委託会社により経営の建て直しが行われ、一時は収支トントンとなったものの、その運営会社が倒産。また赤字経営に戻った。
 同施設から独立した大場さんは、潮見台のビルを借り、フィットネスクラブを新たに開き、スポーツビジネスを展開。朝里クラッセホテルのスポーツ施設や小樽市総合体育館も、株式会社アンビックスと共同運営。倒産したフィットネスクラブの再生事業を行い、今では全国9店舗を構えるほどに成長した。
 このほどウェルビーの売却情報を得たことから、板谷商船と交渉を行い、今月に入り、契約を済ませた。買収額は公表されていない。
 「今までは会費が高い上にその都度利用料も徴収し、ニーズに合わず、会員も減少していた。私たちは、これまでの専用ロッカー・タオルやガウン、送迎付のプレミアム会員を残すが、一般の人が安く使えるような料金設定にする。もちろん会費のみでその都度利用料は発生しない」としている。
 これまでは、入会金31,500円(個人制)~157,500円(ゴールド会員)、会費6,825円(ファミリー会員)~10,500円(個人制)で、その都度300円~900円を徴収していた。
 10月1日(金)からは、一般向けのレギュラー会員は、 入会金10,500円、会費3,900円(月4回会員)から8,500円(全営業日利用・マスター会員)までの7種類を設定。スクール親子会員(2,500円)もある。高級会員サービスはプレミアム会員として残し、入会金105,000円から210,000円、会費11,500円から20,000円までの5種類。いずれも利用料は無料となる。
wellbe2.jpg 大場代表取締役(37)は、「小樽市には、現在、市民プールが高島しかないので、今後、この施設を市民プールとして使えないか市に提案したいと思っている。高島しかなく、市では建設するという計画もあるが、今ある施設を友好的に使えば税金の負担が少なくなると思う。10月以降は、マシンジムのグレードアップ、スタジオの増設、レストランを会員専用から一般の人も利用出来るオープンカフェにし開かれた施設を目指す。スクールもスイミングだけでなく、ダンスや格闘技もやりたい。エンターテイメントパフォーマーの養成も考えている。
 ウェルビーから独立して自分と相方とで貯金を出し合ってゼロからスタートした。今では全国9店舗までに伸び、年商も増えた。東京から小樽に移って10年になり、小樽の会員さんに支えられたので、資本は小樽。それ以外は考えていない。東京の事業が中心になっているが、小樽に法人税を落とすべきと思って頑張っている」と話す。
 ウェルビーは、10月1日(金)から、フィットネスクラブ・ソプラティコに改称。ソプラティコの本社は同所に移転。火~金曜日09:00~24:00。土・日曜日、祝祭日10:00~20:00。月曜日休館。
 株式会社ソプラティコ