こども読書週間行事 小樽図書館

 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)は、コロナ禍で外出自粛を余儀なくされている時こそ、本を読んで楽しくなるイベントを、4月23日(金)から5月12日(木)までのこども読書週間に合わせて企画。

 

 同館1階児童室で、特定のテーマを調べるための資料や情報の探し方を分かりやすく紹介したパンフレットを配置し、中高生を対象に職業に関する展示と調べ方を紹介した「これが私の進む道!小樽図書館職業案内」や、10代の図書館の利用者に将来なりたい職業についてシールアンケートを実施し、結果を報告した。

 

 回答数は146枚で、伝える(新聞記者・声優・気象予報士・ユーチューバーなど)と、いのちを助ける(医師・獣医師・薬剤師・自衛官・看護師・消防士など)の2つのカテゴリで47%を占めた。

 

 また、世界の国をテーマに「紙上最速!図書館で世界旅行」と題して、世界の国旗の展示や様々な国について書かれた本など、ペーパークラフトや折り紙を活用し、来館者が興味をそそるような展示を施している。

 

 児童室の窓には司書手作りの世界地図を貼り、行ったことのある国の場所にシールを貼るアンケートも。

 

 大人向けに「明治・大正・昭和の北海道観光」としてを、階段に後志の各自治体から集めた観光ポスターや堺町通りのポスターを展示。2階ギャラリーには観光の歴史についても紹介し、コロナ終息を期待して観光ができるようになった時に、これから行こうとしている土地について、違った見方ができる役立つ情報を集めた。

 

 道立図書館所蔵の資料では、1936(昭和11)年の北海道鳥瞰図や、同館所蔵の1899(明治32)年の日本名勝地誌でも、町や名所について紹介している。

 

 旅先の土産屋に並んでいた、今となっては貴重な菓子のパッケージはや各町のパンフレットも並び、いろいろな町の特徴や情報を知る機会となっている。

 

 あまり図書館を利用しないこども向けに、たるばとクラブ「としょかんデビュー!」を、5月15日(土)14:00~15:00に開催し、おはなしの会や館内見学ツアーを予定している。参加希望者は、申込が必要。定員10名。

 

 ◎R3こどもの読書週間ポスターpdf(ダウンロード)