小樽天狗山夏期営業開始 新施設でさらに充実

 中央バス観光開発株式会社が運営する小樽天狗山ロープウエイの夏期営業が、例年よりも10日ほど遅れ、4月29日(木・祝)から始まった。


 
 ロープウエイの運行は、5月末まで11:00~20:00の1日45往復、6月1日(火)~8月末は20:36まで延長する。

 

 天狗山山頂には、小樽市の小樽天狗山スキー場等管理運営協議会補助金(自然観光資源整備事業)を使い、昨年の秋から工事を実施し、今シーズンから、TENGUUテラスと第3展望台満天ステージの新たな施設が誕生。

 

 同テラスは、山頂天狗山桜展望台周辺の見晴らしの良い場所に、幅3.6m×奥行2.0mのウッドデッキ7基を設置。2人掛けの椅子3脚、1人掛けの椅子8脚とテーブルを置き、景色を眺めながら、てんぐーカフェのテイクアウトなどを味わえる。もちろん持ち込みもOK。

 

 早速、デッキの椅子に腰を下ろした家族は、「札幌から安心して来られる。最高です」と満足していた。

 

 天狗桜から5分ほど散策路を歩いた先の第3展望台をリニューアルし、満天ステージと名付けた。2.5m×5.15mの台形型で奥行5mのステージは、コンクリートで土台で補強した木製の展望台。

 

 ここからは、高速道路や後志道、奥沢水源地が見え、今後建設される新幹線新小樽駅も見える予定。夜には満天の星空が観望できるスポット。

 

 オープニング企画として、同カフェで天狗山オリジナルコーヒーを注文すると自家製フィナンシェ又はスコーン1個をプレゼントする。

 

 また、インスタグラムキャンペーンとして、TENGUUテラスと満天ステージの画像に#Tenguをつけて投稿し、その画像を窓口で掲示すると、オリジナルポストカードをプレゼントする特典を用意している。

 

 新型コロナウイルス感染症感染防止対策として、ロープウエイの定員(30名)を14名で運行し、ロープウエイ内部には、ウイルスの付着時間が短縮できる効果がある空気触媒セルフィールを施工。さらに、毎回アルコール消毒と換気を行い、狭い空間でも安心して乗れるよう徹底。新北海道スタイルの励行と黙食への協力を呼びかけている。

 

 同事業部・佐藤文昭副部長は、「このご時世、密にならない屋外の自然な環境を選んでもらえるように、当施設の整備に力を入れた。

 

 まだ、草木が生い茂る前で眺望も良く、桜の木の横には雪山を設置。天狗桜と雪山の風景をぜひ楽しんでもらいたい」と話した。

 

 夏期営業は11月3日(水・祝)まで。

 

 ◎天狗山ロープウエイ(外部)

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