居眠り議員続出!緊張感欠く市議会の午後  



 午後1時から始まる小樽市議会本会議では、毎定例会、居眠り議員が見られる。8日(水)から開会した第3回定例会でも、会派代表質問の最中にも”コックリ、コックリ”と居眠りする、緊張感のない本会議風景が繰り広げられている。
 13日(月)と14日(火)の2日間、会派代表質問が行われた。しかし、本会議場の質疑は、あらかじめ用意された原稿を棒読みするのが通例となっている。山田勝麿市長にいたっては、一度も頭を上げずに原稿を早口で読み流している。あらかじめ通告された議員からの予定質問に答弁を棒読みするだけの”儀式化”しており、緊張感が全く欠けている。国会も午前9時から開会しているのに、市議会は、なぜか午後1時からの開会が長い間の慣例となっている。市長の早口答弁が、満腹後の議員には、ちょうど良い子守唄となり、”コックリ、コックリ”が目立っている。
 市議会議員の報酬は、議長(報酬608万7,600円・手当177万5,550円)、副議長(報酬549万4,800円・手当160万2,650円)、議員(報酬502万7,400円・手当146万6,324円)となっている。高給を懐に緊張感を欠くコックリ三昧では、納税者市民は浮かばれない。
 午後から議会では、1時から5時までの間に休憩の30分を除くと、実質はわずか3時間半の会議時間となる。このわずか3時間半の間に居眠りをする議員たちの緊張感のなさは、市民からも多くの批判の声が上がっている。
 今定例会には、議員定数を現行28から24に4減する陳情が市民から出されている。議員の中には、「居眠りしている議員がいるから、こんな陳情が出されても仕方がない」とため息を漏らす人もいる。
 議員定数に関する特別委員会は、28日(火)13:00から市役所別館第2委員会室で開かれる。同委員会では、”コックリ”をしない中での実質審議が求められている。
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