メルヘン交差点エゾヤマザクラ 昨年より3日早い開花

 気象庁が発表する2021(令和3)年桜の開花状況によると、昨年より2日早い1月4日(月)に那覇でヒガンザクラの開花の確認。開花の予想はしてないが、開花を確認するとHPで発表を行っている。

 

 4月19日(月)に最高気温12.9℃を記録した小樽市内でも、ひと足早くメルヘン交差点のエゾヤマザクラが開花し、訪れた人々の目を楽しませている。

 

 昨年は、4月22日に開花を確認されているため、今年は3日早かったことになる。

 

 毎年開花を楽しみにしている、otaru知屋利多来(ち・ゃりたく)神田清貴さんは、「ここは小樽で一番先に咲く桜。なぜかこの木だけが早い。いつもなら開花を、外国人観光客に教えてあげると喜ぶのに」と話した。

 

 小樽警察署のソメイヨシノは2輪だけ開花していたが、ほとんどの蕾が色づいた状態で開花とは言えない。運河公園も開花には至っていない。

 

 小樽市総合福祉センターのソメイヨシノは、壁に温められて数輪が開いているものの、それ以外の枝とシオン教会のエゾヤマサクラは、先端がピンク色になった蕾が今にも咲きそうな状態だ。(札幌管区気象台によると、壁などに温められて咲いたものは開花と呼べないという)

 

 現在、桜前線は、16日に昨年より4日早く松前(独自)で開花が観測され、全国的に例年よりも早目の開花となっている。

 

 札幌ではソメイヨシノを標本木とし、平年ならば5月3日に開花が予想されるが、昨年開花宣言した4月30日よりも、早く開花すると思われる。

 

 札幌管区気象台では、開花が早まった要因として、「開花に一番影響があるのは気温で、3月と4月の気温が高かったため、例年よりも開花は早く予想されている」と説明。

 

 今後、五稜郭公園にある標本木のソメイヨシノが開花し、さらに桜前線が北上を続ける。

 

 1981(昭和56)年~2020(令和2)年の30年間では、最終地点は釧路。平年では5月17日に開花宣言をしている。

 

 明日20日(火)は、曇り晴れで7m前後の風が吹き、最高気温14℃の見込みで、桜の開花が気になるところだ。

 

 ◎2021(令和3)年桜開花情報(外部)

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