上空に寒気が入った影響で、4月9日(金)の小樽は、朝の景色が昨晩とは一変し、雪がうっすらと屋根や地面に積もり季節が後戻りした。
8日(木)22:00に−0.1℃の氷点下となり、9日(金)3:45には最低気温の−2℃で、8:00まで氷点下が続き、9:00には2℃までしか上がらず、3月下旬並みの寒さとなった。
一時、雪が激しく降る時間帯もあり、出勤や通学には、手袋や冬物のコートなどを着て寒さに対応した市民も多かった。
春を知らせる庭先のクロッカスも雪に埋もれたが、小樽では積雪深は観測されず、10:00前には溶けてしまった。
道内173の観測地点で、冬日(マイナス気温)を観測したのは169地点で、平年より低かったのは166地点にも及んだ。道内で最も低かったのは、阿寒湖畔のマイナス11.1℃(5:44)で3月下旬並み。
後志管内でも各地で降雪が見られ、赤井川で17cm、倶知安や黒松内で12cm、蘭越8cm・喜茂別7cm、余市や寿都で4cmの雪が観測されている。
10日(土)にかけては明け方まで曇り、その後晴れの予報で、マイナス気温にはならないが、朝は2℃前後と低いが、最高気温は10℃まで上がる見込み。