小樽オルゴール堂本館(住吉町4)の特設会場で、小樽・石狩・余市の小学生を対象とした小樽創作オルゴール展が、3月1日(月)~28日(日)に開催され、来場者の投票と小樽創作オルゴール展実行委員会(古郡薫子委員長)により、最優秀作品を決定した。
21回目となる今回は、「今行きたい場所」をテーマに、空箱やペットボトルなどのリサイクル素材を必ず使い、縦横30cm・高さ25cm以下で持ち運び可能な作品を募集し45作品が集まった。
雪うさぎが好きな子は不思議な冬の森を創作した作品や、バレエ教師に通う子は、好きなくるみわり人形を作るなど、子どもたちならではの感性でオルゴールに表現。
来館者は、子どもたちの夢が詰まったオルゴールをひとつひとつ鑑賞して、好きなひとつに投票。
最優秀賞低学年の部は大平紘暉君、高学年の部は増子維吹君に決定。大平君は、「ニュースで“はやぶさ2”を見て、宇宙から地球や北海道を眺めてみたくなった」と作品をPRした。(作品写真提供:小樽創作オルゴール展実行委員会)
古郡委員長は、「近場の海やアミューズメントパークなどを具体的に挙げたり、宇宙をテーマにした作品が7つもあり、意外だった。身近なリサイクル材料を3種類使うことを条件に、菓子の空箱やペットボトルの蓋などを使い、この素材から予想もつかない作品が生まれ驚かされている。
今年は、さらに大きな作品が多く、見応えがあったと思う。外出自粛もあり、今行きたい場所に込められている」と、今回集まった作品の特徴を説明した。
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