「2009年度 S&Rワシントンアワード」(S&R財団・久能祐子会長)を受賞した小樽出身のジャズピアニスト・野瀬栄進さん(39)が、8月18日 (水)、山田勝麿市長を表敬訪問。「自分の音楽性を見つけて認めてくれたことが嬉しい」と喜びを語った。
4歳からクラシックピアノを習い始めた野瀬さん。小樽の街中で行われていた「小樽サマーフェスティバル」や市内のクラブハウスで身近にJAZZ演奏に触れ、ジャズピアノに夢中になり、20歳の時にジャズの本場・アメリカへ渡った。これまでに著名なアーティストと共演し、4枚のCDを発表。アメリカでの活動とともに日本国内でもツアーに回り、地元・小樽でも年に数回ライブを行っている。
この日米相互での演奏活動が評価され、日本とアメリカの架け橋になるような新進気鋭の芸術家に与えられる「2009年度 S&Rワシントンアワード」を受賞した。同賞は、音楽家やアーティスト、ダンサーなど全ての芸術家を対象としており、ジャズ・ミュージシャンとしては野瀬さんが初の受賞となる。受賞者には5,000ドルが贈られるほか、資金援助もある。
8月に入り夏期休暇も兼ねて帰省。19日(木)の帰国を前に、18日(水)、市役所を訪問し、山田市長に受賞報告を行った。
「小樽の人が、ニューヨークで活躍していると分かり驚いている。これからもどんどん活躍して欲しい。小樽からもどんどん才能ある人が活躍出来るように応援したい」(山田市長)と述べた。
野瀬さんは、「僕のJAZZは、オーソドックスなジャズではないので、一般的には受け入れられないこともありますが、今回の受賞は、自分の音楽性を見つけて認めてくれたことが嬉しい」と喜んでいた。
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