広島原爆の日を迎えた6日(金)、「平和」の文字を刻んだ灯籠が、小樽運河の水面に流れた。
戦争を語り継ぐ小樽市民の会、小樽原水協、新日本婦人の会、小樽平和委員会の4団体による実行委員会主催の「小樽運河灯籠流し(Otaru Peace Occansion in Summer)」。原爆投下の悲惨さを忘れないようにと、毎年実施しており、今年で22回目。
同実行委員会は、広島の灯籠流しと同時刻の19:00、夕闇に包まれた小樽運河の水面に、「平和」と書かれた赤や黄、緑の灯籠約100基を浮かべ、「8月6日は広島に原爆が落とされた日です」、「この日を忘れないように、平和を祈りましょう」 と呼びかけた。
周辺を散策していた観光客も、この灯籠を眺めながら、平和を祈っていた。普段はライトアップで明るく照らされる運河の倉庫群も、この日は、一時間だけ点灯されず、夕闇に包まれていた。