高校優秀卒業生表彰 小樽南ロータリークラブ

 国際ロータリークラブ第2510地区小樽南ロータリークラブ(斎藤仁会長)では、2月26日(金)13:00から、小樽市民センター(色内2)マリンホールで、第61回小樽市高校優秀卒業生表彰式を開き、市内全日制高校9校・定時制高校2校の11名を表彰した。

 

 この取り組みは、同クラブの恒例行事として、次代を担う青少年の育成に少しでも役立ちたいとの思いで行われ、各高等学校校長の推薦を選抜方法とし延べ600人以上を表彰している。

 

 表彰される生徒8名と、教諭・保護者が欠席生徒の代理として、斎藤会長と北海道高等学校長協会後志支部・加澤雅裕支部長(潮陵高校校長)らが出席。

 

 同クラブ青少年奉仕委員長の山村弘一氏が進行役を務め、行動・学業・人格に優れた卒業生1人1人を紹介し、斎藤会長から、表彰楯が手渡された。

 

 斎藤会長は、「今年は大変な年となり、思ったように課外活動ができず心残りもあるかと思う。しかし、これから進学しても社会に出ても、試練が待ち受けている。必ずしも成功ばかりではない。

 

 2つのお願いがある。自分の座右の銘を持つこと。試練があった時に魔法の言葉になる。もう1つは、ロータリークラブとはなにかを調べ、ロータリー精神に触れてもらいたい」と述べ、卒業生を激励した。

 

 受賞者スピーチでは、これまでの高校生活を振り返り、小樽高等支援学校生産技術科の盛颯人さんが、「生産技術科はものづくりを指導する実習がある。実習にはいろいろな工程があり、最初の頃は覚えることがなかなかできず、先生の指導で覚えることができた。

 

 卒業式で使う卒業証書は、私たちが心を込めて漉いた紙を使っている。3年間の思い出は沢山あるが、新型コロナウイルス感染拡大のため7ヶ月も延期となり、12月に行くことができた道南の見学旅行はとても楽しかった。4月からは社会人として新しい生活が始まるが、今まで私を支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに頑張りたいと思う」と述べた。

 

 来賓として加藤支部長は、「これから就職・進学などで新たな環境へ旅立つが、これまでの頑張りを決して忘れずに、また、自分らしさや周囲への優しさを忘れずに活躍してほしい。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まったが、収束にはまだまだ時間がかかり、我々の生活様式・行動は制限が続くと思うが、いつか必ず以前のような美しい日々が、戻ることを信じて頑張っていきましょう」とエールを贈った。

 

 優秀卒業生は以下の通り

 北海道高等聾学校 加我優雅
 小樽双葉高等学校 北川真鼓
 小樽桜陽高等学校 菅原龍貴
 小樽潮陵高等学校定時制 寺井結花
 小樽明峰高等学校 松本優斗
 小樽潮陵高等学校 南 和孝
 小樽水産高等学校 宮腰 凛
 小樽高等支援学校 盛 颯人
 小樽未来創造高等学校 森唯衣奈
 北照高等学校 山崎昴大
 小樽未来創造高等学校定時制 渡邊水晶

 

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