太平洋戦争からすでに65年。この大戦で亡くなった全ての方を慰霊するため、激戦地だったソロモン・グアム・ラブアン・シベリアなどの海外で、平和慰霊公苑を建立し維持管理している、「公益財団法人太平洋戦争戦没者慰霊協会」(東京都千代田区・秋上眞一代表理事)では、ソロモン平和慰霊公苑の再整備の募金の協力と、遺骨埋葬地の情報の提供を広く呼びかけている。
同協会は、国(厚生労働省)の委嘱事業として、海外の激戦地で眠る戦没者を慰霊するため、ソロモン・グアム・ラブアン・シベリア(ハバロフスク)などの海外で平和慰霊公苑を建立している。このうち、ソロモンの平和慰霊公苑に設置した「潮音(漁夫の像)」が、昨年、盗難に遭い荒らされたため、再整備することを決め、各界に募金の協力を呼びかけている。こちら
また、同協会では、「先の大戦時、戦友を埋葬した。聞いたことがある。些細な情報でもお知らせ下さい。外地の関係者、機関の協力を得て1柱でも帰還させる義務を共有して下さい」と協力を求めている。こちら
同協会の長隆監事は、「先の大戦で、亡くなられた方を慰霊するのは、これまで生きてきた者の務めであり、今回は、特に北海道での戦没者情報の収集と、ソロモン平和慰霊公苑再整備の協力を仰ぎたいと思っています。ぜひ、道内各市町村をはじめ、個人や企業の絶大な協力をお願いしたい。北海道での募金巡礼の旅を予定しており、皆様の温かいご支援を頂きたい」と話している。
なお、同協会は、公益財団法人であるため、寄付税制の優遇措置があり、国税、地方税がその対象となり、損金算入や控除により、企業・個人とも税の優遇措置が受けられる。
◎公益財団法人太平洋戦争戦没者慰霊協会
◎ソロモン平和慰霊公苑再整備計画 募金のお願い
◎遺骨埋葬地の情報を教えて下さい。