小樽市(迫俊哉市長)は、2020(令和2)年度の小樽市優良技能者7名を表彰し、2月17日(水)11:00から、市役所(花園2)別館3階第2委員会室で表彰式を行った。
中小企業の振興を目的に、同市中小企業等振興条例施行規則第24条に基づき、市内中小企業等に同一の職種で15年以上実務経験があり、かつ満35歳以上の者で勤務成績優秀で模範となる者を、市内の技能職種団体に推薦を依頼し、1975(昭和50)年度から今年度を含め511名を表彰。今年で46回目を迎えている。
小樽地方技能尊重運動推進協議会の濱本進会長が審査委員長を務め、表彰式には、7名の受賞者(代理1名)と推薦団体関係者、小樽商工会議所工業委員会・北川勝三委員長、小樽技能士会・山田清美会長、小樽地方職業訓練協会・高橋伸幸副会長らが出席。
濱本審査委員長から、「1月15日に、審査委員5名により審査会を開き、優れた候補者から7名の受賞を決定した。長年に渡り研鑽を積まれ、本市の優良技能者として更なる活躍を期待する」と、審査報告と激励が成された。
迫市長から1人ずつに記念の楯が手渡され、「各分野において卓越した技能を有し、その技能を通じて、生産性の向上や後進の指導を通じ、技能水準の向上に尽力された511名の優秀な技能者を表彰してきた。
優秀な技能者による絶え間ない努力により、本市経済は発展し、地域経済の活性化に力添えをいただき、皆さんの活躍は本市の誇りであり財産である」と祝辞を述べた。
受賞者を代表し、侑里チャームサロンの西村百合子さんは、「この度の表彰は大変光栄であると共に、伝統と社会貢献という責任の大きさに身の引き締まる思い。
伝統ある職人のまち小樽において、技能の継承・発展のため、この栄誉を契機に、今後さらなる技能の向上と、若い技能者の育成に力を注ぎ、地域産業の発展に寄与すべく最善を尽くす所存です」と謝辞が述べられた。
西村さんを推薦した小樽美容協会・池田麗子会長は、「西村さんは、市内の同協会に加盟している会員を対象に、月1度、着付けをメインにヘアメイクなどの勉強会を18年開き、講師を務めている。
一昨年には、勉強会の成果としてお披露目会の着付けショーを開催するなど、後進育成などにも尽力している」と話した。
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