1月29日(金)15:00、小樽雪あかりの路実行委員会(西條文雪実行委員長)は、新型コロナウイルス症感染拡大により、2月12日(金)~14日(日)に予定していた第23回の開催を全面中止するとした。
クラスター発生や感染者の急増を受け、1月28日(木)、小樽市(迫俊哉市長)からも2月15日(月)まで不要不急の外出を控える要請が出され、中止の決断に至った。
西條実行委員長は、「灯を全市に広げようと、最低限でもできると思っていたが、30人を越える感染者が続いた。灯の持つ力は、亡くなった人の鎮魂の灯、コロナに負けない、医療従事者へのエールと思っていたが、苦渋の決断をした。個人的にも開催したい強い思いがあったが、このモチベーションを下げずに、来年の第24回まで繋げたい」と話した。
これまで、12月24日(木)に第1回実行委員会を開き、期間を2月12日(金)~14日(日)に短縮。小樽運河・旧手宮線(駅前通りから美術館まで)・天狗山と、“市内全てが会場”というコンセプトで開催を予定し、6日(土)~14日(日)の期間で、「あかりを灯そうキャンペーン」も企画していた。ガイドブックは、中止を決定した本日完成したばかりだった。
平間さと子ピアノライブ、まちなみ散策ツアー、愛のフォトコンテスト、雪とあかりのオブジェコンテスト、ボランティア来樽の中止や各ボランティア団体の活動も中止とした。
公式インスタグラムアカウント開設と運営、youtubeチャンネルの開設と動画配信は、情報発信のため行う。
市内にあかりを広げよう~あかり人大募集と、エターナルスノーウエディング、飲食店応援企画「とくとくきっぷプレミアム」については延期とし、15日(月)以降の市内の感染状況により実施を判断するとした。
一般協賛目標額400万円のところ400万7千円に、広告協賛は目標額370万円のところ449万円(1月28日現在)が集まったが、すべて返金する。
中止となり、企画・物販部会長の簔谷和臣さんは、「コロナの世の中を正常に戻すことが大事。ぎりぎりで判断したが間違っていないと、今はやる時ではないと判断した」と話した。
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