「小樽写真散歩」by akemi iwata《輝く朝日》

 

 

 発達した冬型の低気圧の影響で、ここ数日雪の日が多かった小樽では、1月10日(日)雲ひとつない快晴の朝を迎え、高島岸壁から朝日が昇る景色を楽しめた。

 

 朝7:16に最低気温−9.3℃を観測。高島岸壁から石狩湾が見渡せ、水平線付近に厚い雲もなく、ピンク色に染まる朝焼けと空には細い月も見え、絶好の日の出日和となった。

 

 

 石狩湾新港の風力発電やタンク、建物が浮いて見える下位蜃気楼を確認。
真冬の海を漁船が力強く進む。

 

 

 遠くばかりに注目していたが、岸壁の下のモンスターの軍団に気づく。その正体は、まるで怪獣のよう氷ついたテトラポットにかかる波や波しぶきだった。

 

 

 小樽の日の出時刻7:06よりも少し遅めに、煙突がある建物の向こうから強い光が見え始め、いくつもに分列した太陽が徐々に姿を現し、やがて光の帯が立っている岸壁まで到達。朝日が昇った瞬間だ。

 

 

 テトラポットのモンスターも、朝日を浴びてピンク色に染まり、今日も1日が始まる。

 

 

 小樽運河に寄り道してみると、薄氷が・・・

 

 厳冬期だけに見られる結氷と氷紋にはお目にかかれなかった。次回に期待したい。

 

 

 自宅に戻ると庭先で、大気光学現象の幻日に気づく。太陽の両方に見えるが、向かって右側だけの鮮明な幻日が見え、早起きはご褒美がいっぱい。