小樽龍宮神社(小樽市稲穂3・本間公祐宮司)では、小惑星探査機はやぶさ2のミッションの成功を祝し、12月30日(水)14:00から、同神社や町内会関係者、氏子奉仕会、同神社神楽会など、約20名が出席して、はやぶさ2地球帰還報告祭を開催。
サンプル採取に挑んだ小惑星の名前が「リュウグウ」であったことから、宇宙啓発活動を実施するNPO法人ギガスター(愛知県知多郡武富町・間瀬康文代表)から、同神社に依頼があり、境内の砂を同惑星の砂に見立て、実物大の模型に格納し、8月23日(日)15:00から、“はやぶさ2”再突入カプセル帰還安全祈願祭を開いている。
今回は、新型ウイルス感染症拡大の影響で、同NPO法人関係者ら8名が、ZOOMを使ったオンラインで参加。
社殿には、8月に公開した同惑星の模型(直径40cm)と、新たに直径20cmの模型が並び、到着が危ぶまれたカプセルの模型(30cm×40cm)も展示された。
はじめに、本間宮司による宇宙での活躍を祝詞にしたためて報告。神楽会の7~14歳の女子5名による松前神楽奉納「四箇散米舞」の演舞と、玉手箱からリュウグウの模型を取り出し奉納する物語の演出。同神社初の試みで、出席者による玉串奉奠をZOOMで執り行った。
本間宮司は、「はやぶさ2の成し遂げた偉業は素晴らしニュースで、世界中に知ってもらいたい。安全祈願祭が実り成功したことを報告し、同神社を通じて、小樽市民も宇宙の開発に深く携わったことを感じ、今後の活躍を応援してもらいたい」と話した。
同惑星の大小模型は同神社に奉納されたが、カプセルは戻すため、1月1日(金)0:00~7日(木)15:00の間、一般公開する予定。
◎関連記事