小樽市(迫俊哉市長)は、12月30日(水)、新型コロナウイルス感染した市内262例目~293例目(道内13147例目〜13173例目)の患者が32名も確認され、16:00から小樽市保健所(富岡1)で記者会見を開き、田中宏之医療業務担当部長と柴田健治次長が対応した。
32名のうち、262例目~283例目の22名については、医療法人北仁会石橋病院(長橋3・白坂知信院長)の入院患者で、市外での公表分の職員1名と合わせ、25名のクラスター発生を発表。
同院では、12月22日(火)に患者1名の陽性が分かり、28日(月)に患者1名、そして、29日(火)に患者22名、市外在住の職員1名の計25名にも及び、これまで市内で発生したクラスターの中で一番大きい。患者はすべて精神科に入院中だった。
患者については、家族との連絡が取れないなど調査中の部分が多いが、
22名の内訳は30~80歳代男性17名・女性5名。1名の中等症以外は、軽症または無症状。
同院は職員280名・患者340名で、7病棟のうち、2階3病棟(開放病棟)で1名・3階2病棟(閉鎖病棟で男性のみ)で1名・3階3病棟(開放病棟で男女)で22名の患者が発生した。
24名の患者のうち、4名は市内指定医療機関、20名は同院に入院中。病院長を本部長として対策本部を立ち上げ、感染防止に努めている。院内感染を防ぐため、感染者との病棟を区別するよう保健所職員から指導され、昨日から本日にかけて、職員・患者にPCR検査を実施している。
同院は、12月30日(水)~1月3日(日)年末年始のため休む予定ではあったが、外来を29日(火)から停止し、緊急患者以外の入院は休止。1月4日(月)以降は未定。再開する場合は病院HPで知らせるとした。
市内284例目~293例目についてはいずれも市内在住で、男性3名・女性5名・非公表2名、軽症8名・無症状2名。
市内290例目〜292例目の3名は感染経路不明。昨日のクラスター発表の認可外保育所の新たな感染者はいない。
田中部長は、「市内での陽性者が大変多い状況、市民には、年末年始は静かに過ごしてもらいたい」と注意を呼びかけた。
市内でのクラスター発生件数については、6月に起きた昼間にカラオケが出来る飲食店での発生を、北海道の扱いに合わせ3件と改め、小樽市立病院・花園小学校・稲穂小学校・認可外保育所・石橋病院の8件となった。
◎12月30日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について2(PDF)
◎関連記事