小樽商工会議所青年部(小樽YEG・近藤修弘会長)は、コロナ禍ではあるが観光振興の一助となるよう、12月19日(土)から、小樽観光ガイドブック(電子版・冊子)の発行と、おたる案内人ボランティアガイドによる観光ガイドツアー動画の一般公開を始めた。
制作に携わった会員は、「小樽を訪れて消費してもらうことで、小樽の発展に繋がる。小樽を訪れてもらうきかっけにしたい」と、期待を寄せている。
2018(平成30)年の同部観光振興委員会(萬事義和前委員長)メンバーが中心となり、小樽観光プロジェクトを発足。小樽観光ガイドブック発行と、未公開歴史的建造物の公開など、見所を盛り込んだ小樽観光ガイドツアー、駅前通りを華やかに装飾するイルミネーションを、2018年と2019(令和元)年の2年間に渡り実施してきた。今年度は中山仁史現委員長にバトンを渡したが、コロナの影響でガイドツアー中止を余儀なくされた。
同ガイドブックは、電子版(PDF)も制作し、これまでの1万部を5,000部に変更し、A4フルカラー全32ページで日本語英語併記。
同ツアー動画と連動させ、北前船・炭鉄港・北海道の心臓と呼ばれたまちの文化遺産3つのストーリーを軸とし、さらに小樽の魅力を伝えるガイドブックに仕上げた。
市内観光施設や観光案内所・宿泊施設等に、今週中には配布する予定。
小樽YEGチャンネルを開設し同ツアーの動画を全世界へ発信。おたる案内人ボランティアガイドの会の阿部英一さんがガイド役を務め、日本遺産構成文化財について紹介し、3本立てとなっている。
1.荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~(9:03)(YouTube)
2.本邦国策を北海道に見よ!~北の産業革命「炭鉄港」~(9:08)(YouTube)
3.北海道の「心臓」と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ、蘇った北の商都~(15:26)(YouTube)
本事業は、北海道に補助金と市内企業の協力で実施されている。
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