小樽市議会では、2020(令和2)年度第3回臨時会(11月30日招集)で、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを活用し、コロナ禍により離職し再就職に至っていない人への給付金の対象期間を延長する、離職者支援給付金支援事業費を2,950,000円増の18,750,000円に、2019(令和元)年から30%以上の収入減が見込まれる人で、2020(令和2)年4月28日~2021(令和3)年3月31日に生まれた子どもがいる場合、子ども1人につき50,000円を支給する7,100,000円の計上、新たな企業誘致の取り組みとして、ワーケーションモニターツアーおたるワーケーション推進事業費4,500,000円を計上した。
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の発熱患者の増加に対応した地域外来・検査センター事業費6,253,000円、24時間対応の電話相談センターを設置する受診・相談センター設置事業費3,942,000円など、一般会計補正予算額は55,545,000円を計上。
2020(令和2)年第4回定例会(12月2日招集)は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に関連予算について、事業完了に伴い13事業を減額補正し、この財源を活用して、町内会を支援する町内会活動感染防止対策支援事業費補助金5,600,000円を、小樽市総連合町会加盟149町会を対象に、世帯数により10,000~50,000円の支援金を交付し、町内会館の感染防止対策に対する支援を、80町会(マンション等の集会室利用は5,000円、町内会館を所有又は賃借は35,000円)を対象に行う。
宿泊客誘客を図る、宿泊施設誘致促進追加事業費補助金35,000,000円は、宿泊料金の割引に対し割引料の一部を助成する。
冬のフェスタ開催事業費補助金3,500,000円は、市内製造事業者や卸・小売業者が、商品の魅力発信と消費喚起をするために、サンモール一番街で実施のイベントの経費の一部を助成する。2021(令和3)年3月12日~14日を予定し、助成先は小樽物産協会。
この他、消防本部車庫内に消毒室を整備する、感染防止施設整備事業費15,500,000円など、一般会計補正予算額は200,617,000円計上した。
2020(令和2)年度上期小樽市観光入込客数は1,312,100人で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、対前年比2,657,600人減の33.1%と大幅に減少。この数字は、上期でのデータがある1974(昭和49)年以来最少を更新。1975(昭和50)年1,540,6000人の過去最少を越える想定外の落ち込みとなった。
月別では、4月21.9%・5月12.6%となり、緊急事態宣言が発令され外出自粛の影響が大きく表れ、7月以降は、本市の誘客促進事業やどうみん割、GoToトラベルなどの施策で徐々に回復傾向にあり、9月は対前年度比49.8%となった。
外国人宿泊客数は、対前年度比0.5%の465人となり、集計を開始した1997(平成9)年度以降最少となった。
なお、密を避けるレジャーとして海水浴が人気となり、海水浴客は、対前年度26,000人増の172,000人となった。
◎2020(令和2)年度上期小樽市観光入込客数の概要(PDF)
◎新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金資料(PDF)