小樽市(迫俊哉市長)は、2020(令和2)年度町会功績者顕彰式を、11月18日(水)10:00から市役所(花園2)別館3階第2委員会室で行った。
単位町会長職に10年以上在職した2名と、単位町会役員職(会長・副会長・各部長)に20年以上在籍した11名の合計13名(欠席5名)の功績を讃え、迫市長と増田榮治総連合町会長が出席。
長年に渡り熱心な町内会活動を通じて、地域社会の発展に多大な貢献をした8名ひとりひとりに、市長から賞状が手渡された。
迫市長は、「快適で安全で安心なまちづくりを第一に考え、地域の清掃などの美化活動や、高齢者や子どもの見守り活動、災害に備えた防災訓練にも積極的に参加し、様々な町内会活動に尽力をいただき感謝する。
道内では、新型コロナウイルス感染者が、1日で100人以上を越える日が続き、市内においても、今月に入り毎日のように感染者を確認。市としても、どのように感染を防ぐことができるか考えながら、課題に取り組んでいる。
日頃から災害に対する備えや近所同士が共に助けあう共助が、災害時の大きな力となる。今後コロナ対策を含め、市と町内会が連携して体制作りを進め、地域からの意見や提言を検討して市政に反映させてたい」と祝辞を述べた。
増田会長は、「町会の加入率の低下や役員のなり手不足に大変苦労していると聞き、新型コロナウイルス感染症の影響で、市内経済が低迷している中で、町内会館の運営や町会費の徴収など、町内活動に大変な支障をきたしている。予想を超える自然災害が発生し、避難所を開設するなど各地域での防災の取り組みが重要とされ、改めて町内会の必要性が再認識されている。
総連合町会は、地域住民の皆さんが、小樽に住んで良かったといえるようなまちづくりを、小樽市をはじめ関係団体と連携を深め目指している」と述べた。
表彰者を代表して、木戸良吉・稲穂2丁目会長は、「3密を避けた行動が求められ、幅広い分野に影響があり、毎年の子ども会や敬老会などが中止となり、経済の悪化で、町会費の徴収の減少に伴う会館の維持・管理など対応に苦労している。自分たちの地域は自分たちで守るため、明るく住みよい安全で安心な町会運営に貢献することが重要な課題。
行政と連携をとりながら、先輩諸氏が築き上げた自分たちの地域をより良い運営に前進することを目指し、しっかりと守る更なる責任を痛感している」と新たな決意を語った。
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