「障害者も健常者と同じように、公共交通機関を使ってもらいたい」。
「ひまわり号を走らせる小樽市民の会」(丸田謙二郎会長)は、8月1日(日)に障害者専用列車「ひまわり号」を運行するため、車いすの人15名とボランティア45名を募集している。
同号は、列車の一部を貸切った専用車両で、車いすの障害者が安心して列車に乗れるようにと始まった運動。1982(昭和57)年に上野駅(東京都)~日光駅(栃木県)間を初めて走り、この後、全国各地に広がった。
同会は、1994(平成6)年に設立し、札幌からの「ひまわり号」の団体を受け入れ、小樽市内を観光案内した。翌1995(平成7)年には、小樽から同号を運行し、余市斉藤園でぶどう狩を行った。
今回は、小樽駅から札幌駅に向かい、大通公園まで散策し、テレビ塔に登り、北大植物園や札幌駅周辺を観光する企画。グループごとに食事も行う。8月1日(日)8:30~16:30。「介護しながら、札幌の街を通って道行く人に活動を訴える」としている。
丸田会長は、「障害を持っている人、持っていない人も、全ての人に平等の世界を目指したい。看護師や若者にボランティア活動をしてもらえるように呼びかけたい」と、参加者を募集している。
参加費:車いすの人2,000円(JR料金・施設入館料・食事代500円含む)、車いすを押す家族・ボランティア1,000円。締切は7月10日(土)。
申込・問合せ:0134-22-6641 館野静雄 (月~土の9:00~13:00か18:00~20:00)
◎ひまわり号を走らせる全国協議会