ミスおたる応募者たった2人 募集期間を延長


 今年度のミスおたる2人の応募締切(3/31)まで残り2日となったが、応募者は、いまだ、たったの2人となっている。主催する小樽観光協会では、「更なる応募者を募りたい」と、締切を4月7日(水)まで一週間延長した。
 ミスおたるは、1959(昭和34)年の第1回みなと小樽商工観光祭りで誕生し、今回で52代目となる。応募者が多い時は、3人のミスが選ばれたこともあったが、現在は2人となっている。ここ数年は、応募者が激減し、10人を割り込むことがほとんどとなっている。
 応募が少ない要因として、「応募しても、落ちたことを回りの人に知られたくない」。「小樽は狭いので顔見知りが多い」。「潮音頭を街中で踊ることが恥ずかしい」。「ミスさっぽろは華やかなイメージがあるが、ミスおたるは微妙」。「ミスと言うとキレイのイメージがあるので応募しづらい」。「時間が取れない」などの意見がある。
 同協会では、「男女均等雇用法の施行によって、ミスのあり方に違法性も含め色々な議論が出てきている。名称を変えるもの、既婚者も対象とするもの、男性を含めるもの、募集を見合わせるものや廃止するところも出てきた」と、ミスをとりまく最近の動向をまとめている。
 長年引き継がれた歴史を守ることも必要だが、ただ毎年同じことを繰り返すことが歴史を守っていることにはならない。新しい発想を取り入れなければ、今後もさらに応募者が集まりににくい状況になっていく。
 募集締切は、4月7日(水)。応募用紙に必要事項を記入し、普通サイズの写真2名(全身1枚・上半身1枚)を添えて申し込むこと。写真は6ヶ月以内に撮影したもの。申込・問合せは、郵便番号047-0031 小樽市色内2-1-20 社団法人小樽観光協会 0134-33-2510 
 選考審査会は4月13日(火)。当選者2人には、賞状・賞金(10万円)が、任期期間終了後に支給される。
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