漁獲高373トンで今年のニシン漁終了


 1月10日(日)から解禁となっていた小樽前浜のニシン漁が、3月25日(木)で終了した。解禁してから連日大漁となっていたが、後半はぱったり止まり、今年の漁獲高は373トンとなった。
 小樽のニシンの漁獲高は、2007(平成19)年220トン、2008(平成20)年121トン、2009(平成21)年555トンとなっている。
 今年は、解禁後の1月12日(火)の水揚げから連日大漁となり、昨年の3倍の勢いでニシンが獲れ、ニシンのいっぱい入った箱が数千箱(1箱・5kg)もセリにかけられた。
 しかし、2月26日(金)から、大漁がぱったり止まり、1日数箱しかセリにかけられない日もあった。このため、3月25日(木)までの漁獲高は373トンとなり、2009(平成21)年の555トンより182トン減少する結果となった。
 小樽市漁業協同組合は、「中央水産試験場の報告では、4年、5年魚が多いが、3年魚が少ないので、後半は漁獲高が減ると聞いていた。それでも、最初は多かったので期待していが、ぴったりと止まって、魚が少なくなった。しかし、ここ最近と比べると多いのは事実。昨年が多すぎた」としている。