小樽市立望洋台中学校(望洋台3・伊藤仁弥校長)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、形態を変え工夫しながら、10月2日(金)に体育館と各教室で文化祭を実施。(写真提供:望洋中学校)
体育館内での密を避けるため、発表をしている該当学年ともう一学年のみが入り、残りの一学年は、館内映像を各教室内で視聴した。
保護者も別室で映像を視聴するリモート形態とし、生徒との接触回避の観点から、下校後に展示物が観覧できる時間を設け、50名以上が来校した。
1年生の保護者は、リモート参観について、「とても良かったです。保護者が文化祭を見ることが難しい中、映像だけでも見せていただいてとてもありがたいです」と語った。
夕方の公開について2年生の保護者は、「このような状況下で公開をしてくれて、生徒の展示作品も十分に見られ、とても嬉しく思いました」と話していた。
保護者の中には、同校卒業生も多数おり、同校30周年記念展示の卒業アルバム写真コーナーで、昔話に花を咲かせながら談笑する姿が多く見られた。
最後の文化祭となった生徒会長の川内爽佳さん(3年)は、「コロナウイルスの影響で、大変なことはまだまだこれからもたくさんあると思いますが、文化祭を無事終えた私たちなら、どんな壁でも乗り越えられると思います」と、エンディングで全校生徒に語りかけた。
同祭の総務を担当した柴田靖士教諭は、「色々な制限はありましたが、なんとか開催できて良かったと思っています。保護者にも生徒の様子や作品を見ていただけるとても良い機会になったと思います」と語った。
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