10月6日(火)10:45から小樽市役所(花園2)2階記者クラブで、社会福祉法人恵盛会希望の家(余市町黒川町・八田盛茂理事長)の理事長と上林猛施設長が、12月に長橋に開設予定の児童発達支援及び放課後等デイサービス事業所の概要説明を行った。
同会は、1998(平成10)年に作業所希望の家を設立し、現在、障がい者の就労支援事業を行っているが、市内で子どもたちの役に立つ事業を設立したいと、ふろ~む・ながはしを開所する。
発達障がいや知的障がいを持つ子どもを対象に、長橋の地から、未来へ広がり繋がっていくようにとの思いを込めて命名。
敷地約7,100㎡内に、213㎡の木造平屋建てで、3歳~5歳の基本的な日常生活における動作や知識、技能の指導等の児童発達支援事業所と、6歳~18歳を対象に、放課後や学校休業日に生活能力の向上に必要な訓練と社会との交流促進に必要な活動支援を行う放課後等デイサービスを、指導員5名・運転手1名・調理員等を含めて9名でスタートする。いずれも定員10名。
特色としては、広大な敷地での自然体験活動、北海道済生会西小樽病院(長橋3)小児科・津川敏医師を顧問に、入院できる市内唯一の小児科がある小樽市協会病院(住ノ江1)が協力医療機関となり相談体制の充実、タブレットを活用した遊びながら学習する機能の充実、アレルギーにも対応した給食の提供。
スタッフには、小学校教員や養護学校教員経験者、ダンス・読み聞かせ・紙芝居等を得意とする外部ボランティアを活用し、子どもたちに体験を通じて感動を与え、興味や関心を呼び起こす。
八田理事長は、「両親共働きの世帯も多く、デイサービスが必要となる。土地に親しませたいと、畑で野菜や果実を育て泥んこになって遊べるスペースも。将来記憶に残るよう、様々な角度からスタッフとも考えている」と話し、上林施設長は、「医療機関とも連携し、障がいを持つ子どもの親御さんの安心となる、いろいろな相談に対応でき、子どもの成長と併せて家庭の安定・将来の不安の解消等を、バックアップしながら施設の運営をしていきたい」と話した。
今後は、肢体不自由児の受入やショートステイなどについても考えたいとし、12月オープンに向け、10月16日(金)10:00から関係者内覧会、11月13日(金)10:00から一般内覧会を予定している。