障害者雇用優良事業所表彰 トップジェントファンションコア

 2020(令和2)年度障害者雇用優良事業所厚生労働大臣表彰に、株式会社トップジェント・ファンション・コア(色内1・河村貴則取締役社長)が選ばれ、10月2日(金)14:30から、市役所(花園2)2階市長室で報告会が開かれた。

 

 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が、障害者の雇用促進と職業の安定を図るため、障害者を積極的に多数雇用した事業所・永年にわたり障害者の雇用の促進と職業の安定に貢献した団体及び個人・模範的職業人として長年勤務されている優良勤労障害者に対して、厚生労働大臣表彰及び高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長賞の表彰を実施している。

 

 選定基準となる障害者を5人以上雇用し、過去3年間において法定雇用率22%を達成し、過去5年間において障害者を採用していることが満たされていた。

 

 2020(令和2)年度は、厚生労働大臣表彰事業所として全国19事業所が表彰され、同社が北海道で唯一選ばれた。9月15日(火)に、丸の内MY PLAZA(東京都千代田区)で表彰式が開かれた。

 

 河村社長は、「障害者という意識はなく、僕たちの仕事に興味を持つものづくりの仲間。北海道に工場があり続けなければならないと、違った視線でいろいろとアドバイスしてくれた産業港湾部の方々をはじめ、皆さんに感謝している」と話し、迫市長は、「社長のもとで縫製を支えてもらいたい」と期待した。

 

 1971(昭和46)年に、旧第一銀行跡に紳士服の縫製加工会社・紳装としてスタート。その後、協同組合トップジェント紳装として再建し、現在、御幸毛織株式会社のグループ会社で同社となる。82名の社員のうち、男性1人を含む5名の聴覚障害者を雇用。5名のうち2名は30年以上の勤続。

 

 工場長を兼任する同社長は、小樽から発信するものづくりに注力し、「小樽コート」の商品化を目指し、地元雇用にも尽力。2015(平成27)年度障害者雇用優良事業所理事長表彰を受賞している。

 

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