2020(令和2)年小樽市議会第3回定例会は、9月23日(水)に再開し、各委員長による報告・討論や採決を行い、予定通り23日間の会期を終了した。
今定例会に提案された、市長提案25件・共産党提案1件(非核港湾条例案)の議案26件については、先議分の議案第1号令和2年度小樽市一般会計補正予算をはじめ、最終日に追加提案された議案第25号令和2年度小樽市一般会計補正予算において、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から行政検査を市内医療機関で実施できるよう検査体制を拡大し、検査費用の自己負担分を公費負担とする「新型コロナウイルス感染症対策事業費」を増額するなど10件を可決。
議案第26号小樽市教育委員会委員の任命を同意、議案第24号非核港湾条例案を否決、議案第8号令和元年度小樽市一般会計歳入歳出決算認定についてなど14件は継続審査となった。
新たに付託された陳情19号「決定権を持つ小樽市住民自治協議会設立方について」と、陳情20号「小樽市における風力発電の考え方について」は不採択。
継続審査中で今定例会で結果が出た、陳情第16号「小樽の子ども達の教育水準を維持するための1人1台タブレット支給方について」は、機材の配布や家庭でのWi-Fi環境の整備について不明な点があり継続審査となっていたが、議案第23号児童生徒用の端末機の取得が認められ、陳情者の願意が充たされることとなり不採決とした。
意見書案7件のうち可決5件、種苗法の改定に関する意見書と北海道の子ども医療費無料化充実を求める意見書の2件は否決となった。
決算特別委員会は、9月28日(月)~10月1日(木)を予定している。
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