市立小樽美術館(色内1)は、500円(ワンコイン)でクオリティの高い講座やワークショップを体験する、ワイコインスタジオの2回目「てのひら水族館」を、9月19日(土)10:00からミーティングルームで開催。
NPO法人小樽青少年科学技術の芽を育てる会の淑月氏が講師となって、ビンの中に魚や亀が浮かんでいるように見える小さな水族館の制作に、子どもから大人まで10名が参加して楽しんだ。
書家でもある同氏は、小樽市総合博物館で学芸員として、万華鏡などのワークショップを担当。同運河館で開催中のトピック展「額縁の世界-名脇役のお仕事」も企画している。
作品に使用する吸水性ポリマーは、紙おむつやなどに使われ、沢山の水を吸収。水を注ぐと透明感が増し、ビンの中のビーズや硝子の魚などがくっきり見え、海の生き物が水槽の中を泳いでいるような置物が出来上がる。
講師が用意したビーズや硝子細工の魚のほかに、小樽の海岸で拾ったシーグラスもあった。
参加者は、ビンの中に隙間を作ることが大事だとアドバイスを受けながら、思い思いに配置して水を注ぎ、イメージ通りの水族館を完成させていた。
大島一真君(小3)は、「初めて作って勉強になった。硝子のふぐやカニを使い、イメージ通りのものが完成した。居間の飾り棚に飾りたい」と話し、弟の匠真君(年長)は、「吸水ポリマーは滑るので、ビンに入れるのが難しかった。初めてにしては上手にできた」と完成を喜んでいた。
3回目は10月10日(土)、野口花代氏が講師の「タヒチの風土とダンスの魅力を語る」を開催する。定員20名。
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