日頃、観光客を案内するタクシードライバーや、観光客に観光情報を提供するホテルスッタフのための「歴史講座」が、13日(火)午後、小樽市博物館で開かれた。
小樽に訪れる観光客が最初に接するのが、タクシードライバーとホテルスッタフで、重要な「観光ガイド」を兼ねている。これらの関係者に、小樽の歴史や博物館・美術館・文学館の展示資料の活用方法を紹介するのが「タクシードライバーとホテルスッタフのための歴史講座」。
13日(火)13:00から開かれた講座には、現役のタクシードライバー25名が参加。博物館の展示を前に、館長や学芸員の説明に耳を傾けていた。この後、運河周辺のフィールド研修に移り、歴史的建造物などを学芸員の解説で知識をあらたにしていた。また、日銀金融資料館、文学館、美術館等でも展示解説を受け小樽の「勉強」に精を出していた。
土屋周三館長は「観光客に接する人たちが、この講座を通じて、やさしくしかも正確な情報を得て、小樽観光がより質の高いものになって欲しい。そのための支援を惜しまない」と語り、参加したタクシードライバーは「お客に小樽のことを聞かれても、正しい情報を知らせないといけないと思って参加した。専門の人の話なので参考になる。今後に活用していきたいと」話した。
同館では15日(水)には、今度はホテルスッタフ約30人を集め、同じ歴史講座と研修を行うことにしている。