小樽市立病院クラスター27名に

 小樽市(迫俊哉市長)は、8月28日(金)に新型コロナウイルス陽性者1名を確認したと、29日(土)15:00に発表した。

 

 市内98例目(道内1767例目)の30歳代女性は、小樽市立病院(若松1)5階東病棟に勤務している看護師で、発症推定日は27日(木)。鼻汁・鼻閉の症状があり、現在、市内指定医療機関に入院中で軽症。行動歴や濃厚接触者については、現在、調査中。

 

 この1名を合わせ、市立病院クラスターは27名(患者14名・職員13名)となった。

 

 同病院局は、28日(金)付で今後の医療体制について報告。31日(月)以降も、通常の新規外来患者及び新規入院患者の受け入れは、当面の間休止と発表した。


 
 通院中の予約の再来患者については、循環器内科・腎臓内科及び心臓血管外科を除く診療科で、外来診療を再開するとし、患者の希望により可能な限り電話診療やFAX処方で対応する。

 

 また、当院で発生したクラスターについての記者会見の内容について、「一番最初に感染を確認した職員は、発熱があったが上司に報告せずに翌日以降も勤務した」と思われる説明だったが、14日(金)の勤務時に、12日(水)の発熱を含めて報告があり、13日(木)の休みと14日の日勤時に発熱がないことを確認していた事実を誤認していたと報告があった。

 

 その後も、15日(土)・16日(日)は日勤で発熱なし、17日(月)の休みも発熱なし、18日(火)の準夜勤時に匂いを感じないことに気付き、上司に報告し陽性が確認された。


 
 今後、検温の実施と休暇についてのルールを明文化し、出勤前日の夜と出勤前に検温し、それらを記載した報告書を所属長に提出することに改め、37度以上の発熱が確認された場合は、電話連絡を行い自宅療養することを徹底した。

 

 クラスターが発生した病棟に勤務していた職員の中には、一度陰性が確認されたが、その後陽性となった者もいるため、当該病棟に勤務する職員は、27日(木)から出勤せず、自宅等で2週間の健康観察を行うとし、当該病棟に入院していた患者は他の病棟へ移動した。

 

 ◎小樽市立病院〜新型コロナウイルス感染症への対応について(外部)

 ◎8月29日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(PDF)

 ◎新型コロナウイルス感染症の市内発生状況(外部)

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