小樽市(迫俊哉市長)は、8月21日(金)17:00から市役所(花園2)3階第2委員会室で、小樽市保健所(富岡1)医療業務担当の田中宏之部長・柴田健治次長、病院局の佐々木真一事務部長が出席して記者会見を開き、新型コロナウイルスに関連した患者の発生について、クラスター(集団感染)が発生している小樽市立病院(若松1)3階西病棟の看護師1名の陽性が確認された。
20日(木)に陽性を確認した市内82例~84例目(道内1678〜1680例目)は、小樽市居住の3名。84例目だけが、市立病院の集団感染者で、昨日までの17名とあわせると18名となった。
82例目は60歳代男性で、20日に熱中症の疑いで医療機関にかかり、検査を受け陽性が分かった。現在、市外の医療機関に入院中で、酸素吸引を使用し中等症。現時点では、市立病院内で感染したとはみていない。
83例目の30歳代女性は、82例目の同居家族で職業は店員。発症日は推定16日(日)で、他の店員の検査結果は全員陰性だった。現在、軽症で市内指定医療機関に入院中。
84例目の30歳代女性は、同院3階西病棟の看護師で、無症状で市内指定医療機関に入院中。3名の行動歴及び濃厚接触者については、現在調査中。
昨日の会見では、203名を検査しているとの話だったが、病院での検査が増え139名、保健所の検査分と合わせて220名に検査していた。
本日21日は、3階以外の職員や患者の検査を開始し、病院では昨日と同程度の人数を検査。保健所48件をあわせると約180~190名に実施しているところ。職員800名を対象とし、全員の検査が終了するには来週いっぱいかかる見通し。
クラスター関連が1人に留まったことについては、「昨日の爆発的な感染ではなくて良かったが、病院全体の職員を検査することで拡大発生が見えてくるのでは」と、この時点ではまだ見えないとした。
市内指定医療機関と市外病院に22名が入院中。昨日、9〜10名を市外医療機関に移したため、市内指定医療機関の29床のうち、現在15床ほど空がある状況となった。
◎小樽市立病院における新型コロナウイルス感染症クラスター発生について(PDF)
◎8月21日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(PDF)
◎小樽市立病院新型コロナウイルス感染症の感染について第2報(外部)
◎小樽市立病院新型コロナウイルス感染症の感染について第3報(外部)
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