北照高等学校野球部(最上2・河上敬也監督・西田明央主将・75人)が、3月21日(日)から阪神甲子園球場で開かれる「第82回選抜高校野球大会」に、北海道代表として出場することが、1月29日(金)に決まった。
大阪市で開かれた選考委員会で、全国32校の出場が決定した。このうち、北照高は、昨秋の「第62回秋季北海道高等学校野球大会」で10年ぶり3回目の優勝を果たし、選抜大会への出場がほぼ確実視されていた。
この日、同校には20社以上の報道機関が集まった。15:10、6時間目の終了のチャイムが鳴り響く中、選考委員会から同校へ電話が寄せられ、原岡賢吉校長が受話器を取った。選考委員会からの出場決定通知に対し、「喜んで受けさせて頂きます」と返答した。これで、10年ぶり3回目の春の選抜大会出場が正式に決まった。
正面玄関では、野球部員が、この報告を待ちわびていた。原岡校長は、「選考委員会から電話が来ました。出場して頂けますかという電話で、喜んで参加させて頂きますと答えました。これで、正式に選抜大会への出場が決まった。一生懸命やってきた野球を完成させる意味で、甲子園で頑張って来て頂きたい」と報告とともにエールを送った。
選手たちは、関係者や父母、報道機関を前に、くす玉を割り、「出場決定」の垂れ幕をお披露目した。「バンザイ、バンザイ」と喜び、監督と主将の胴上げを行った。
河上監督は、「ありがとうございます。10年間待ちましたが、これで決まって非常にホッとしている。嬉しいです。新しい甲子園球場に行くのが、今から楽しみ」。西田主将は、「秋の大会が終わってから今日まで長かったですが、校長先生から、さっき報告を受けて、嬉しい気持ちとホッとした気持ち両方でした」と喜んでいた。
今後は室内練習を行い、3月から練習試合を重ね、「まずは初戦」(河上監督)の勝利を目指す。
同校では、1月30日(土)17:00から、「北照高等学校野球部 第82回選抜高等学校野球大会出場後援会」の発足総会をニュー三幸で開き、31日(日)から募金活動をスタートすることにしている。
◎北照高校 野球部公式サイト
◎第82回選抜高等学校野球大会 出場校