創立60周年を迎えた「小樽市文化団体協議会」(川村治男会長)が、2月1日(月)、記念誌を発刊する。
同協議会は、1949(昭和24)年11月3日に文化の日が制定されたことを受け、「市の文化に貢献しよう」と設立した。現在、文学・写真・美術など、59の文化団体が加盟している。
1987(昭和62)年度からは、市の芸術文化の普及と振興を図るため文化賞の表彰を行っている。功労が顕著な個人・団体に文化貢献賞、今後の活動が特に期待される個人・団体に文化奨励賞を贈っている。23回目の今年度は、文化貢献賞4名、文化奨励賞1団体を表彰する。こちら
記念誌は、昨年4月に立ち上げた編集委員会が、十数回の会議を重ねてまとめた。作業は9ヶ月かかり、当初14名だった編集委員は28名までに増員した。
A4判183ページに、加盟団体や活動状況、文化祭のあゆみ、潮まつりについての座談会、文化財・文学碑・歴史的建造物などを紹介している。
昨年3月に開いた潮まつりについての座談会「潮まつり事始め奇談」では、表に出ることのない関係者たちの苦労話や珍事などの記録をまとめている。
「潮まつりが、市民にこれだけ浸透しているのに、資料はマイクロフィルムぐらいで図書館に行かなければないというのはちょっと寂しかったので、記念誌に記録をまとめた」(川村会長)という。
記念誌は、協賛団体や個人、協力団体などに配布し、希望者には1冊2,000円で販売する。問合せ:0134-32-4111(内線532) 小樽市文化団体協議会事務局(小樽市教育委員会教育部生涯学習課)