アフリカの才能溢れる作家が、丹精込めて仕上げた作品を集めた「アフリカンアート展」が、7月30日(木)~8月2日(日)、ギャラリームーン(銭函2・株式会社トベックス敷地内)を会場に開かれている。
アフリカ・ジンバブエの首都ハラレにある、小樽出身の高橋朋子さんが代表を務める音楽事務所ジャナグルアートセンター主催。
同ギャラリーでは4回目の開催となり、絵画・篭・面・置物・タペストリー・アクセサリーなど、約2,000点を展示販売している。
自然のままの趣ある会場とアフリカンアートの相性も良く、コロナに負けない元気をもらえると評判だ。
本来ならば、ジャナグルメンバーによる全国ツアーを実施しているところだが、新型コロナウイルス感染症の影響で全公演が中止となり、高橋さんもアフリカに帰れないままの状態が続いている。
会場の作品は、高橋さんが以前にアフリカで仕入れてきたもので、今回初出展のジンバブエの作家が手作りした動く玩具は、ライオンに追われたキリンやワニに追われた人など、ユニークな動きと素朴さがたまらない。
動物をモチーフにした作品が多く、ジンバブエやコンゴなどの作家による鉄板屑を使ったゾウや、木で作ったホロホロ鳥、紙で作った啄木鳥の一種など、見事な作品が並んでいる。
イプア(草)を編んだビンガ民族の伝統工芸品の篭類も、手間と時間をかけた傑作品だ。
同展お馴染みのアフリカの日常生活をカラフルな色彩で描くジンバブエの作家アイリーンは、まな板やお盆・ホーローカップ・コースターを作品に、教科書の表紙も手がけるピーター・クワンガレは、絵画4点を展示販売した。
王冠に絵を描くマーガレット・マジョ、学校で空缶などを使った作品作りを指導するMr.ブッカーは、ブリキのトカゲやクモ、ゾウやコウモリのモビールを展示。どれもブッカーが捉える動物の特徴が作品に活かされている。
高橋さんは、「自然の中にある会場は気分転換にもなり、作品の力強い色を見てアフリカのパワーをもらってください」と、来場を呼びかけた。
アフリカンアート展 7月30日(木)~8月2日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
問合せ:0134-62-5457 ギャラリームーン(株式会社トベックス内)
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