少しでも涼しい環境で勉強に励んでもらおうと、小樽市立北陵中学校(清水町5・宮澤知校長)では、7月25日(土)9:00からPTA5名が参加して、3階の1年生教室前の廊下にすだれ38枚を設置する作業を行なった。
新型コロナウイルス感染症の影響で休校を余儀なくされ、不足している学習時間を取り戻すため、夏休みを8月8日(土)～18日(火)の11日間に短縮して授業に励んでいる生徒のため、市から各教室に扇風機2台が配布された。
しかし、同校の西日が差す廊下や教室は、カーテンで風が遮断され30℃以上になることもあり、夏休みが始まるまでの厳しい暑さを少しでも緩和できるよう、6月20日頃に、竹材や竹製品等の販売等営む村岡亘PTA会長から提案があった。
学校の廊下は窓が多く温室状態で、教室内は30℃以上にまで上昇することを体感した村岡会長は、暑い教室でマスクをして授業を受け、集中力が減退する生徒の熱中症などの健康面を心配し、太陽光を遮断し風通しも良くなるすだれの設置を考えた。
最初に職員室の窓にすだれを設置したところ、職員から「涼しい」と評判が良ったので、PTR予算で賄うとして、すだれ80枚(総額52,800円)を使用し暑さ対策を試みた。
幅88cm×長さ180cmのヨシすだれに巻き上げ機をつけ、窓枠にL字フックで設置。22日(水)から、西日が差す3教室に6枚ずつと多目的室を含む3教室に8枚ずつを設置し、本日の38枚で完成となる。
宮澤校長は、「すだれを設置してもらい、涼しい環境となりありがたい。さらに学習に励んでもらいたい」と話した。
