丈夫塾(ますらおじゅく・宮地政樹塾長)の白い胴着の塾生約50名が、1月1日(金)11:00、高波が押し寄せる真冬の銭函の海上で寒稽古を行った。
同塾は、道内外で、硬式空手・グローブ空手・フルコンタクト空手・テコンドーなどで好成績を残し、多くのチャンピオンを輩出する。
「古くは神道や修験道などで寒修行や寒行と称して、滝に打たれるなどして、精神を鍛錬していたので、武道の寒稽古で取り入れた。自分の弱さに勝つことこそ武道の眼目」と、毎年、1月1日に、冷たい真冬の海に入り寒稽古を行っている。
この日は、低気圧の影響で、高波が次々に銭函の浜辺に押し寄せていた。参加した幼児から大人までの老若男女50名は、胴着一枚に裸足で、気合の入った掛け声とともに、突きや前蹴りなど基本形を力強く披露した。
冷たい海の水に浸かった塾生たちの足は真っ赤に染まり、途中で泣き出してしまう子も。
稽古終盤には、大きな波が塾生たちを襲い、小さな子供たちが波の勢いに押されるハプニングも起こった。5歳の塾生は、「冷たかった。怖かった」と述べていた。