小樽市(迫俊哉市長)は、6月29日(月)17:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で、新型コロナウイルスに関連した患者の発生について緊急記者会見を開き、小樽市保健所医療業務担当の田中宏之部長と柴田健治次長が対応した。
昼間のカラオケに関連した3名が新たに陽性を確認し、今日まで36名が感染した。
70~80歳代の新たな感染者3名のうち、市内53例目(道内1248例目)と54例目(道内1249例目)は、市内飲食店においてカラオケを利用していた。55例目(道内1250例目)は、29例目と30例目の濃厚接触者。2名は入院し、1名は入院に向けて調整中。53例目は中等症、ほかは軽症。
店を利用したクラスター(集団感染)にカウントする人は、A店12名・B点11名・C店6名と、3店とも利用した1名の計30名にものぼる。
6月24日(水)からの公表分で、濃厚接触者6名を合わせ陽性者36名のうち、入院中は34名で、市内を含む後志管内が2/3、残りの1/3は後志圏外に入院している。
店の利用者については、A店とB店は各40名、C店は60名。3店合わせた濃厚接触者は約40名。C店では経営者が重症のため、このうち30名の利用者を追跡できいないため、昨日、店名を公表して店を利用した人は申し出るよう呼びかけたところ、15名程度と連絡が取れ、約10名にPCR検査を実施。現時点では、把握できない人は10名だけとなった。
最終利用日から2週間が経ち、健康観察を終えた人もいるが、今後は、店を利用した人との濃厚接触者についても検査を実施する。
田中部長は、「感染経路はほぼ全て追えていて、市中感染ではないと認識。感染拡大をここで食い止め、経済での影響も最小限に食い止めたい」と話した。
30日(火)は、15件のPCR検査を予定している。
◎6月29日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(PDF)
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