小樽市(迫俊哉市長)は、6月28日(日)15:00から、市役所(花園2)別館3階第2委員会室で緊急記者会見を開き、昼間にカラオケが利用できるスナックの来店者14名が、新型コロナウイルスに感染したことを発表した。
1日で市内在住者が14名感染したのは、これまでの最大数となり、昼カラ関連で陽性が確認された人は33名、そのうちの80歳代男性が26日(金)に死亡。
迫市長は、「緊急事態宣言下の同等レベル」と現在の状況を危惧した。
本日発表した市内39例目(道内1223例目)~市内52例目(1236例目)の14名は、カラオケサークル仲間ではなく、27日(土)に陽性が分かった。非公表の51例目以外は、これまで感染者が発生したB店とC店の昼カラ利用者で、非公表と60~80歳代の男女で、いずれも軽症か無症状。重症者対応のために感染症指定医療機関の病床に余裕を持たせ、昨日現在、入院または調整中。
C店経営者が重症のため、情報が聞き取れないことから、花園1丁目の「カレン」と店名を公表し、6月1日以降に同店を来店した人は、速やかに申し出るよう呼びかけた。
感染拡大防止のために、あくまでも任意ではあるが、市内全域の昼カラの事業者に、日中のカラオケ営業を自粛し、是非とも休業の検討もしてほしいとし、協力した店舗には、市として協力金を支払うよう検討している。市民には昼カラに出かけることのないように自粛を呼びかける。
銭函市民センターは7月3日(金)まで休館となったが、3密を避けるため、市内公共施設を6月29日(月)~7月12日(日)に休業・休館とした。感染拡大を防ぐ強い思いのもと、理解と協力を求めた。
国や道から5名を派遣し感染症対策班を設け、近日中、さらに保健師2名と事務員1名の3名が加わり強化する予定。
これまでA店は11名が感染し、今回陽性が分かった39例目がA店他2店舗を利用。これまで3名の感染が分かったB店はさらに9名が陽性、これまで2名の感染が分かったC店は4名の感染が分かり、3店舗共にクラスター発生を判断した。
クラスター発生についてのPCR検査対象者は、A店の検査対象21名に対して陽性13名・陰性8名、B店の検査対象26名に対し陽性11名・陰性6名・結果未・採取未9名、C店の検査対象者28名に対し陽性4名・陰性15名・結果未・採取未9名、その他(家族等)検査対象26名に対し、陽性5名・陰性14名・結果未・採取未7名。
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