ご祝儀価格20万円 らいでんすいか初せり

 6月12日(金)7:30過ぎから、小樽市公設青果地方卸売市場(有幌1)1階卸売市場で、みずみずしさとシャリ感が自慢の共和町産らいでんすいかの初せりが行われ、2玉入り25ケースが競りにかけられた。

 今年は、すいか農家52戸・81.5ヘクタールの作付けで、そのうち3戸が6月11日(木)に初出荷した。GW中や5月20日前後に寒さもあったが、比較的暖かく平年並みの日照量で、大きさ・みずみずしさ・甘さも上出来と太鼓判を押した。

 同市場には、きょうわ農業協同組合営農販売部青果課・小林敦也課長をはじめ、同組合役員や生産組合副委員長らが5名が訪れ、仲買人・買受人・市場関係者約20名が集まった。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、恒例の試食や挨拶を中止にしたが、小林課長は、「同感染症の影響で家にいる方も多く、家族や子どもたちに食べてもらいたい。生産者にとっても嬉しいと思う」と話した。

 本日の初せりでは、特秀3L(2玉入り)1ケースが最高値20万円で、仲卸人の株式会社大果大共青果が競り落とし、秀2L(2玉入り)など24ケース合計50玉・369,000円となった。

 有限会社いちふじ柴田商店(花園1)が運営する長崎屋小樽店(稲穂2)1階のフルールパパでは、ご祝儀価格のついたすいかを15日(月)午前中まで店頭に展示し、午後からは1カット300円で販売する。他10ケースは、1玉4,000円~5,000円で販売予定。

 同店・寺尾芳則総括部長は、「初物で縁起の良いものなので、皆さんに提供し元気になってもらいたい。楽しみにしている人も多い」と話した。

 らいでんすいかは、ハウス・トンネル・路地の3つの方法で栽培され、ハウスは6月初旬に収穫が始まり7月上旬がピークで20日頃まで。トンネル栽培は7月25日頃がピークで、路地ものは7月下旬から出始め8月上旬がピーク。6月で収穫が終わったハウスに再び植えたすいかは、9月末まで収穫できる。

 ◎小樽市公設青果地方卸売市場(外部)

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