波穏やかの快晴の小樽港に、ロシア客船「イーゴリ・ファルフトジノフ号」(総トン数4,575t)が、22日(月)9:00に処女航海として199名の乗員・乗客を乗せ、初お目見えを果たした。
「イーゴリ・ファルフトジノフ号」は、北海道との友好親善に尽くした、前サハリン州知事の名前が船名に付けられている。今回は、小樽への記念入港のため、前州知事の未亡人やサハリン州の企業関係者・報道関係者など199名もの多数の乗員・乗客を乗せ、処女航海として小樽港中央ふ頭に着岸した。
この船は、1991年にポーランドで建造されたもので、外航に出るための大規模な改修工事を受け、今回の処女航海となった。
- 同船には、市役所の職員が花束を持って訪れ、入港歓迎セレモニーを行った。サハリン州ホルムスクと小樽との関係は深く、これまで「マリナツベタエベ号」が、年間9回観光客らを運んでいた。ロシア側では、小樽への観光需要がまだまだあることから、客船2便体制へのシフトとして「「イーゴリ・ファルフトジノフ号」を投入することにしたもの。月1便の運行を予定しており、サハリンからの小樽への観光客も倍増が見込まれる。
同船では、23日(火)18:00から市長や商工関係者を招き、船上で友好親善の歓迎宴を開くことにしている。
小樽の滞在は、22日(月)から26日(金)まで。写真の一部は小樽市港湾部提供。