子供の日常いきいきと、


 小樽市博物館(土屋周三館長)は、4月1日からの月がわり展示で、「卒業と入学の春ー白石コレクションから」のタイトルの展示を始める。この展示は、市内の塩谷小や色内小で教員を勤めていた故白石孝一氏が、昭和30年(1955年)代の、当時の小学校生活のさまざまな行事を、趣味であった写真で撮影した貴重なもの。
 スライド2,880枚、写真2,332枚からなる白石コレクションは、3月10日に家族から博物館に寄贈され、同館で資料整理を行い公開が可能となった。故白石氏は、写真がまだ十分に普及していなかった時期に、入学、遠足、運動会などの学校行事をこまめに撮影していた。自ら現像・焼付を行い、写真を児童に渡していたという。
 写真は、学校生活が主体になっているが、小樽の海岸風景や運河の写真も多く含まれている。写真に添えられているコメントが、当時のほのぼのとした学校生活をうかがわせ、貴重な資料となっている。
 小樽市博物館のページ
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