小樽市内8例目 新型コロナウイルス感染

 小樽市(迫俊哉市長)は、4月24日(金)17:00から市保健所(富岡1)3階講堂で、記者会見を開き、貞本晃一保健所長、田中宏之医療業務担当部長らが出席して、新型コロナウイルスに感染した市内8例目の患者について概要を述べた。

 本日、市内8例目、道内548例目となる新型コロナウイルスに関連した感染症の患者が確認された。小樽市在住の20歳男性会社員。

 4月19日(日)に頭痛、20日(月)38.6℃の発熱・味覚障害・背部痛、21日(火)市内医療機関を受診し、同日、保健所の帰国者・接触者相談センターに相談。22日(水)市内の帰国者・接触者外来を受診し検体を採取。

 23日(木)に道立衛生研究所で検査、24日(金)に陽性が判明。市内感染症指定医療機関に入院。会話ができ軽症。海外渡航歴はなく、行動歴、濃厚接触者については現在調査中。

 陽性検査に至ったのは、23日(木)に札幌市で陽性が確認された道内533例目の50代男性が主催するスポーツ教室に通う人との濃厚接触者で、感染を疑う症状が出たため。

 貞本保健所長によると、20日(月)に、道内533例目の男性の濃厚接触者の2名が市保健所に相談し、21日(火)に同保健所で検査を実施したが、コンタミネーション(混入)が発生しているのではないかと判断し、検査を一時中断。原因の究明に取り組んでいるところ。

 岩見沢市保健所に検査依頼をしたが、その時に使ったピケットの汚染も否定できないと、検査結果を公表していない。さらに、検体を取り直し、倶知安保健所で再々検査を実施。検査結果は25日(土)に判明する予定だ。

 20日には、道内533例目の男性の濃厚接触者2名を含む7名の検査を実施した。そのうち2名は陰性を確認。5名の陽性もコンタミネーションによる陽性が否定できないため、倶知安保健所で再々検査を実施し、明日の結果待ち。5名は自宅待機しているとのこと。

 市保健所でのPCR検査の再開は、28日(月)を見込んでいる。本市における検査状況(4/24時点)は、市外分11名を含む118名のうち陽性8名、このうち3名が入院中。

 ◎小樽市内の新型コロナウイルスの検査状況について(外部)

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