長橋なえぼ公園(幸1)内にある森の情報センター「森の自然館」が、5ヶ月間の冬季休館を終え、4月11日(土)に春の訪れとともに開館した。
小樽市の教育施設は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、時間短縮で開館しているが、同館は9:00から17:00までの通常通り。
同公園内は、年間を通じて散策を楽しめる憩いの場所で、近隣地区の幸町や稲穂町から、ほぼ毎日徒歩で訪れ、散策を日課としている市民も多く、初日は、開館を楽しみにしていた52名が立ち寄った。館内常駐の山本謙也指導員と女性スタッフとの再会を喜ぶ人も多い。
2日目の12日(日)は晴天に恵まれたが、気温は低めに経過し、11:15に6.1℃を観測。肌寒い日となった。
園内には、ミズバショウやザゼンゾウが咲き、スイセンは蕾が膨らみ始めていた。野鳥やエゾリスの歓迎を受けながら、春のなえぼを楽しむ人々が行き交った。
地元写真家によるベストショット写真展示コーナーでは、園内で撮影したエゾリスの愛くるしい様子が紹介され、動植物関連の図書コーナーや学習室、工作室と展示室に身障者用トイレも完備され、園内を訪れた人々の休憩室となっている。
山本指導員によると、「近年、園内のあちらこちらに、カタクリの増殖が見られ、今は蕾の状態で、天候にもよるが明後日頃から咲き始め、18日頃に満開を予想している」と話した。
他の公園では見られない植物が400種類、鳥は100種類も観察でき、桜の名所にもなっていて、4月下旬頃には花見客で賑わう。
森の自然館 4月11日(土)〜11月10日(火)9:00〜17:00(10月1日〜16:00)
月曜休館・休日の時は翌日 入園無料・身障者用トイレ設置
問合せ 0134-27-6061 森の自然館
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