小樽ゆかりの文学者たちが、”ちまちま”したミニチュア人形になって市立小樽文学館(色内1)に登場した。
同館の企画展「ちまちま小樽文壇史+偉人物語展」。札幌在住のイラストレーター・高山美香さんが作成したユーモラスなミニチュア人形たちを展示する。
昨年10月に開催した企画展「小樽ちまちま文豪展」の第2弾。11月7日(土)から来年1月31日(日)までの日程で開かれている。
今回は、石原裕次郎やナンシー梅木、岡本敦郎、榎本武揚など、小樽出身の作家や小樽ゆかりの人物の新作14点を加えた96点を展示。
ミニチュア人形は、オーブン粘土「フィモ(fimo)」で形作り、アクリル絵の具で色を付けて完成させる。人物の人柄を連想させる表情や立ちポーズが独特で人気が高い。また、オリジナルの人物の紹介文も面白いと好評だ。
新作の石原裕次郎は、タバコをふかしながらにらむ。紹介文には、「大スター誕生の瞬間」がコミカルに描写されている。
ナンシー梅木は、着物でトロフィーを抱きかかえる。アカデミー助演女優賞を受賞したことなど彼女の功績がつづられている。
ナンシー梅木や岡本敦郎の楽曲がその場で視聴出来る工夫も。
来館者たちは、「人形がかわいいし、表情も面白い。文章もすごく面白い」と一体ずつじっくり見入っていた。
企画展「ちまちま小樽文壇史+偉人物語展」は、11月7日(土)から来年1月31日(日)まで。入館料一般300円、高校生・市内在住70歳以上150円、中学生以下無料。問合せ 32-2388
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