ミドリ小型ハイヤー(真栄1・谷口美津江社長)は、11月1日(日)からタクシー台数を35台増やし、市内で最大となる85台体制で営業をスタートした。
同社は、1961(昭和36)年、わずか3台で営業を始めた。1965(昭和40)年に北交ハイヤーの傘下に入り、1970(昭和45)年に市内銭函のダイエーハイヤーと統合し、45台に増車した。1973(昭和48)年には5台増やし50台となった。
今春、子会社の新生交通を設立し、2008(平成20)年9月に営業停止した小樽日交タクシー(若松1)の車両35台を引き継いだ。この後、同子会社を吸収合併し、9月に北海道運輸局から増車の認可を受けた。
11月1日(日)から85台体制で営業をスタートした。引き継いだ35台のうち23台がすでに稼働している。残りの12台は現在、禁煙にするための整備を行っている。
谷口社長は、「うちの運転手は高齢化しているが、一生懸命働いてくれている。しかし、台数が多いタクシー会社には勝てない。台数が多いと収入が違うので、規模の拡大を図った。
若い社員の力も欲しいので、現在従業員を募集している。タクシー運転手の給料は安いと言われるが、オール歩合で頑張って成果を出してくれればその分給料がもらえる仕組みとなっている。若い人も頑張ってくれれば、年齢には関係なく良い給料がもらえる」と話している。こちら
市内のタクシー台数は、法人タクシー9社で390台となっている。これまで小樽北交ハイヤーと金星小樽ハイヤーの2社が各82台のタクシーを所有し、小樽最大規模となっていた。
11月からの増車により、ミドリ小型ハイヤーが市内最大規模となったが、「このスケールメリットが活かせるかはこれから」(谷口社長)と話している。
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