商大生と市民が意見交換 「マジプロ 2009」成果発表会


majipuro1.JPG 「小樽の人と交流する機会が欲しい」。「市民が街に出て来たいと思えるようなイベントを開きたい」。
 11月1日(日)14:00~17:00、運河プラザ3番庫(色内2)で、「商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト『マジプロ 2009』」(柿崎真奈美代表)の最終成果発表会が開かれ、商大生と市民が活発な意見交換を行った。
 同プロジェクトでは、2年生20人が6グループに分かれて、「小樽のご当地料理」、「小樽スイーツ」、「ネットショップ」、「手宮を中心としたフットパス」、「小樽の商店街でのイベント」、「小樽への学生移住計画」に取り組んだ。
 発表会では、まちなか活性化に取り組んだ3グループがワークショップ形式、ご当地料理・スイーツ開発、ネット販売などに取り組んだほか3グループは、試食会・デモ形式で行った。会場には約50人の市民が集まった。経済人や市職員の姿も見られた。
 学生移住計画に取り組んだグループは、「学生の多くは、お小遣いの大半をファッションに使うが、小樽の街にファッションを求める人はいない。札幌に住んでいる学生は、札幌は便利で遊び場があり、家賃が安いと言っている。小樽の良さは、チェーン店ではなく個人で経営している店が多くあり、その店の人と会話したり出来ることだと思う。商大生と市民が交流するきっかけがあれば、もっと小樽の街にいたいと思う」と述べ、学生が小樽に住み・積極的に小樽に関わり・学生が住みやすい街にする「学生移学舎大作戦」を実施すると提案した。
 市民からは、「方向性はあるのか」。「私は転勤族で、最初は札幌から通っていたが、小樽に住まないと遊んでやらないと言われたこともあった。街に住んでみると、同じ目線で仕事が出来ることが分かった」。「せっかくだから交流の場を設けよう。11月に市民と学生のコンパをやろう」などの意見が出された。
majipuro2.JPG 商店街でのイベントに取り組んだグループは、「夜の商店街は人通りが少なく、開いている店も少ない。イベントを開けば、夜の商店街も少しは賑やかになると思う。クリスマスや雪あかりの路の時に、イベントを開き、商大生の発表の場にして、小樽の人たちに来てもらえるようにしたい。ただどのような周知方法が効果的なのか分からない。教えて欲しい」と発表した。
 これに対し、「クリスマスや雪あかりの路の時は人は出て賑わうので、それ以外の時に週1回なり持続的にイベントを開いた方が良いのでは」。「周知はメディアに出してもらうのが良いが、問題は内容だ」。「一時的に人が集まることが活性化なのか。常時人が集まることが活性化ということではないのか」などの意見が出た。
 ご当地グルメ「ホッケのコロッケ」と小樽スイーツ「豆乳プリン」の試食では、参加者から、「美味しい」、「思ったよりホッケ臭くなく、食べやすい」、「プリンにみたらしのたれがかかっているのが良い」などの評価が出た。
 今回出た意見を踏まえ、「来年度のプロジェクトで具体化出来れば」(ビジネス創造センター・大津晶副センター長)としている。
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