ノロウイルス胃腸炎の集団発生!


 小樽保健所(外岡立人所長)は、3月10日(水)に、「施設内でのノロウイルスによる胃腸炎の集団発生について」を発表。
 市内の介護保険施設で、2月下旬から3月上旬にかけて、29名の嘔吐や下痢などの胃腸炎症状の患者が集団発生し、このうち検査により1名からノロウイルスが検出されたことを明らかにした。
 「これまでノロウイルスは、牡蠣を中心とした貝類など食品を介しての食中毒からの感染が拡がることが多いと言われてきたが、近年では、原因食品は特定されなく、患者から周辺に拡がった感染症としての集団発生」と考えられるとしている。
 「ノロウイルスによる感染症は、患者からの便や吐物を介して感染が拡がり、特に施設など集団生活の場では、1人でも発生すると、介護者なども含めて多くの人に感染が拡がる危険性があり、施設などでの手洗い励行等の衛生管理徹底について注意喚起」を呼び掛けている。
 問合せ 0134-22-3110 小樽保健所保健課。
 ○ノロウイルス胃腸炎について(参考)