小樽港開港110周年記念イベント「港を守る・暮らしを守る」が、10月4日(日)10:00~15:00、色内ふ頭で開かれ、約2,000人の市民が足を運び、港を守る関係6機関の船舶や訓練見学を楽しんだ。
イベントのオープニングでは、陸上自衛隊北部方面音楽隊による生演奏が披露された。午後にかけて次々に市民が同所を訪れ、視船や警察艇、自衛艦、ひき船の船内見学などに興じた。
ヘリコプター吊り上げ・溺者救助訓練実演では、大勢の家族連れが、海上保安部巡視船「えりも」から、訓練の様子を眺めた。目の前をヘリコプターが通り過ぎると、「おお」、「格好良い」と歓声があがった。
緑町の河崎陸くん(7)と来輝くん(4)は、「初めて、ヘリコプターの訓練を見た。かっこよかった。ヘリコプターから人が降りてくるところに驚いた。ヘリコプターに乗ってみたい」と目を輝かせていた。
このほか、小樽港みなと資料館を往復する小樽港周遊のイベントもあり、小さな子連れの親子や老夫婦の姿が多く見られた。黄色のライフジャケットを着用して、普段はなかなか見ることのない港からの小樽の景色を楽しみ、小樽港の歴史を学んだ。
開港110周年を迎えた小樽港は、1899(明治32)年8月4日に外国貿易港に指定された。記念イベントは、「小樽港や市民の暮らしを守る公的機関の役割などを紹介したい」と、小樽税関支署や小樽開発建設部、第一管区海上保安本部、小樽海上保安部、小樽警察署、小樽市の6機関が参加して行われた。
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