第22回小樽雪あかりの路開幕前日の2月8日(土)18:00に前夜祭が行われた。今年から開催期間を縮小して前夜祭を設けた。
前夜祭前の17:00からは、小樽芸術村ステンドグラス美術館(色内1)内で、札幌在住の岡村拓也さん(26)と前田梨那さん(26)の協力により、23回目に向けての告知に使用する模擬結婚式が行われ、友人らが出席してその様子を見守った。
「温もり」をコンセプトに「灯りと光」をテーマに、藤原夕子氏がMCを務め、浅原富希子 with Sea of Graceのゴスペルと、平間さと子氏のピアノ演奏が流れる中、西條文雪実行委員長の立会いの下、愛を誓い結婚契約書にサインした。次回、Eternal Snow Weddingでの式希望者を公募する予定で、スタジオフォトスの濱田剛代表が、動画と写真で式を記録。
温度計がマイナス5.3 ℃を示す、メーン会場の運河会場浅草橋街園は、雪が降るあいにくの空模様だったが、大勢の観光客で賑わい、西條実行委員長をはじめ、秋元克広札幌市長・柴田龍札幌観光協会長・迫俊哉市長・鈴木喜明市議会議長・中野豊小樽商工会議所副会頭・ミスおたるの本間則恵さんと西田真美さんが出席して式典が行われた。
西條実行委員長は、「今週に入り雪が降りほっとしている。ボランティアをはじめ、大勢の人に支えられて今日の日を迎えられ感謝している。メーン会場や準メーン会場、さらに市内各所36ヶ所のあかりの路会場で、心温まる・炎の灯り・おもてなしの心を感じてもらい、手作り感たっぷりの郷愁漂う、小樽の将来をロウソクの灯りに託した市民の熱き思いを、充分に楽しんでもらいたい。SNSで小樽の魅力を発信してもらいたい」と挨拶した。
続いて、迫市長は、「小樽の夜・冬の観光の課題解決のために、このイベントが生まれ、期間中、数十万人の観光客が訪れるイベントに成長した。今回は、台湾からのボランティアも参加し、嬉しく心強く感じている。小樽のロウソク・ガラスの浮き玉を使い、手作り感があるイベントと高く評価され、国土交通省手作り郷土賞の大賞部門でグランプリを受賞したイベント。さらなるイベントの発展を願う」と述べた。
イベント名にちなみ、伊藤整の詩集「雪明りの路」から「雪夜」をピアノ演奏と共に朗読が行われた。
ミスおたると来賓によるメッセージキャンドルの点灯が行われ、秋元市長は「小樽市・札幌市が共に発展しますように」と、柴田会長は「羽ばたけ北海道」と、それぞれにメッセージを書き込み、灯りに思いを託した。
模擬結婚式を上げた新郎新婦が人力車で登場。氷の星やハートで飾られたシンボルキャンドルに点灯を行い、幸せが大きく広がるよう願って開幕を告げた。降雪が激しくなる中、華やかなゴスペルが前夜祭に華を添えていた。
同イベントは9日(日)に開幕し、最終日の16日(日)まで17:00~21:00に灯りが灯される。期間中延べ10万本のキャンドルの灯りが小樽の夜を照らし、多彩なイベントを展開する。
9日18:00から、準メーン会場の天狗山では、天狗太鼓・松明滑走・打ち上げ花火などのイベントを予定している。
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